７月21日（水）
昨日の東京の最高気温は39.5度、今朝の最低気温も30度超だったとか。早くもソウルが懐かしいこの頃です。
毎回、帰国してからしばらく抜けない「韓国式」。人に平気でぶつかっちゃったり、冷やし中華を食べる前に全部混ぜちゃったりと、これまでにもいろいろ経験しましたが、今回やってしまったのは、地下鉄に乗るのに Suika でタッチしてしまうという失敗。ソウルでは「交通カード」（実際は交通カード機能のあるクレジットカードですが）を入れた財布でタッチすれば、地下鉄もバスもスイスイ乗ることができます。この感覚で、何となく、財布でタッチして地下鉄に乗れるような気になってしまっていたのですね。たまたま、ＪＲと地下鉄と共通の改札だったこともあり。
幸いすぐに気がついたので、窓口で Suika のデータを修正してもらってメトロカードで改札を通り直しましたが、こんな失敗をしてみると、地下鉄・私鉄のメトロカード／パスネットというのは「カバンから財布を出す」後で「財布からカードを出す」というひと手間が実は結構面倒なのですねぇ。
私は利用していませんが、ソウルではクレジットカード機能がついた携帯で地下鉄の乗り降りができます。利用している学生の話では、カバンから財布を出すよりずっと楽、だそうです。
７月17日（土）
昨日の新聞にこんな記事がありました。
韓国ってニンニクを備蓄してるんですね〜。当然と言えば当然なのでしょうけれど。
７月15日（木）
今日は夏休み帰国の日。朝からあいにくの雨の中、重たいスーツケース２個抱えて空港へ行かなければならないので、ちょっと贅沢に自宅から空港までタクシーを頼んでしましました。前にもお願いしたことのある運転手さんです。
元々この運転手さんと知り合いになったのは、５月に一時帰国した時のことでした。ちょうどキャンパス内までお客を乗せて来たタクシーをつかまえて、リムジンバスの停留所まで乗るつもりが、渋滞に引っかかってなかなか停留所までたどり着けません。時間は刻々と過ぎて行き、今すぐリムジンバスに乗ったとしても、チェックイン締切時間までに空港に到着できるかどうか……というギリギリの時間になってしまいました。飛行機の出発時刻を伝えてあるので、運転手さんもジリジリしている様子。
これはもう仕方ない、このままタクシーで行くしかないかと、運転手のアジョッシに尋ねてみました。
リムジンは途中の停留所もあるし、金浦空港を経由するし、早くても１時間半です。道が混んでいるので２時間近くかかりそう。やはりここはタクシーで行くのが良さそうなのですが……。
６万Ｗは相場通りの金額です。でも、リムジンバスなら１万2000Ｗですし、言い値で乗るのは悔しい。運転手さんだって空港まで行きたいのは山々のはずですから、交渉の余地ありです。
これは本当のことで、タクシーで空港へ行くつもりなど毛頭なかったので、財布にそんなお金を入れてなかったのですね。実際財布を出して、中味を数えてみると４万5000Ｗしかありません。
運転手さんのこの言葉には訳がありました。タクシーに乗ってからいろいろ雑談をしていたのですが、彼は日本人の女性と付き合ってたことがあるのだそうで、その彼女とは別れてしまったけれど、また日本人の女性と付き合いたいから紹介してよ〜という話が冗談半分に出ていたのです。それを踏まえての条件交渉？です。う〜ん、私の友達の中にも韓国人と付き合ってみたいという人はいそうですけど、友達をタクシー代500円と引き換えってわけにもねぇ。
交渉成立。高速を突っ走って楽々空港に到着したのでした。その間にあれこれ交わした話がなかなか楽しかったのと、150km近いスピードでぶっ飛ばしても全く不安を感じさせない運転技術が気に入って、車を降りる前に名刺を貰って置こうと思い付き、さて何と切り出したものか考えていた矢先、
本当に欲しいのは彼女なのか仕事なのか、最後までよく分からない面白いアジョッシだったのでした。あ、どっちも欲しいのか。
と、ここまでが先々月の話で、今回は昨日電話をして指定の時間に自宅まで迎えに来てもらいました。と、Ｔシャツに短パン、サンダル履き。あれ？ 今日は非番だったのかな？ 車内で話してるうちに判明しました。私を空港まで送った後、デリムソンというレジャースポットへ遊びに行くのだとか。生れも育ちもソウルというアジョッシ、発音がきれいで会話していて楽しいです。自宅から空港までドアtoドア、所要時間はリムジンバスの半分で、韓国語会話の個人レッスン付き。これで５万Ｗなら高くない……と自分を納得させつつ、【空港までタクシー＋ビジネスクラス】という贅沢モードでの夏休み帰国でした。
さて、東京に着いてみれば……暑い！！！
７月９日（金）
釜山で行われる学会に出席するため、朝早く家を出てソウル駅に向かいました。と、最寄り駅の改札でカードをタッチしても金額の表示が出ません。あれ？ 交通カードのシステム、まだ正常稼動してないんでしょうか？
訝しく思いながらもソウル駅へ到着。ＫＴＸに乗り換えるため地下鉄の改札を出ようとすると……出られません。カードがエラーになってしまって、改札が閉じてしまいます。おそらくカードに入札時の記録がないのでしょう。困った……。
改札の横に係員のいる窓口でもあれば、もちろんそこへ行って事情を説明するのですが、あいにくこの改札は近くに窓口もなければ駅員もいません。同じ状況に陥ってるらしいおじさんがいて、カードをタッチして通ろうとしているのですが、やはり出られないようです。私も何度かチャレンジしてみましたけどダメ。二人で周りをキョロキョロして駅員を探しますが、それらしい人はいません。ちょうど朝のラッシュの時間帯で、足早に改札を抜けていく人の流れに逆らって、何度もぐずぐず改札突破を試みているのは、実はかなり迷惑です。
となると仕方がありません。ここは「お約束通り」に行動するしかないのでしょう。おじさんは改札のバーを飛び越えて、私はバーをくぐって、出札を強行突破しました。入札記録がないまま強引に出札したのですから、結果的にはタダ乗りです。でも、仕方ないですね。
新しい料金システムに変わってから、今日で９日目。同じように改札を強行突破した人が何万人もいるに違いありません。
７月７日（水）
先月後半からずいぶん暑い日が続き、７月に入ってからは梅雨らしい湿度の高い日が続いています。この季節、悩みの種は「蚊」です。
韓国はなぜか蚊がたくさんいます。それも、日本の蚊より強力です。活動期間は５月半ばから10月末頃までと長く、刺されると大きく赤く腫れてとても痒いのです。そのため、最近の東京ではほとんど必要なかった蚊対策を取らなければなりません。
韓国にも、伝統的な蚊取線香や電気蚊取があります。日本とほとんど変わりません。が、問題がないわけではありません。蚊自体が日本より強力なためか、蚊取グッズも強力なのです。蚊取線香は凄い煙で、寝ている間に人間まで燻されてしまいます。朝起きると声が出なかったり。これは私自身の体験です。また、日本人の友人の話では、リキッドタイプの薬をコンセントにセットした途端、部屋の中を飛んでいた蚊がすーっと墜落していった。ここまで効き目があるとかえって使うのが怖い、とか。要は、伝統的な蚊取線香も電気蚊取も、蚊を退治する効果は抜群なのですが、一緒に人間まで退治されそうな不安があるのです。
そのため、今年は蚊帳を使ってみようかな〜と前々から思っていました。と、先日、買い物に行った大型スーパーで「モスキートネット」という輸入品を見つけました。値段は9900Ｗ。これなら値段も安いし、吊るすのも簡単そうだし、試してみる価値はあるかも、と買ってきました。早速取り付け。
「蚊帳」とはイメージが違いますが、これはこれで面白い？ 効果は見た目以上で、毎晩ぐっすり安眠してます。
７月１日（木）
ソウルでは今日からバスのルートが大幅に変わります。バス路線の体系自体が全面的に改定される、かなり大掛かりなリニューアルです。また、地下鉄の料金体系も基本料金＋距離比例になります。日本では一般的な料金体系ですが、韓国では馴染みのない方式です。
と、早速ウェブ上にこんな新聞記事が出ました。短い記事ですので、全文引用しておきます。
さすが韓国、太っ腹！ 早く乗りに行かなくちゃ？！ （午前10時30分記）